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水越 允治 (Mitsuharu Mizukoshi) 先生



(御写真は準備中です)








・受賞理由/Commendation


11世紀から16世紀に至る600年間にも及ぶ日単位での日本における天候記録の刊行と歴史時代の気候復元・歴史気候学に関する顕著な貢献により


For outstanding contribution to historical climate reconstruction and historical climatology by publishing weather records from the 11th to 16th century based on numerous historical documents in Japan.




・主要論文 / A list of five major papers

1. 水越允治(2012)古記録による12世紀の天候記録. 497p. 東京堂出版.
(他11世紀,13-16世紀の類書5冊:大著のため一部のみのコピーと全刊行物のパンフを別に郵送)
2. 水越允治(1993)文書記録による小氷期の中部日本の気候復元. 地学雑誌, 102(2), 152-166.
3. 水越允治(1986)近畿地方における梅雨の長期変動傾向. 京都大学防災研究所年報, (29), B-2, 109-123.
4. 水越允治(1962)日本における日降水量の極値について 第2報. 地理学評論, 38(7), 447-460.
5. 水越允治(1965)梅雨前線活動に伴う降水量分布. 地理学評論, 35(1), 35-44.



・主な業績 Major achievements (in Japanese)

日本における大雨の地域性に関する先駆的な気候学的研究,中部日本の局地気候に関する研究,モンスーンアジアにおける広域的な乾湿や降水変化に関する研究を推進された。1980年代以降は,日本各地に残されている江戸時代以前の古日記を丹念に発掘し,古日記に残されている天気の記載をもとに古気候を復元する歴史気候学に取り組み,西日本における梅雨や台風襲来,冬型気圧配置等の数百年スケールでの変動の実態を解明した。「気候学入門」を著して,気候学の普及に多大な役割を果たした。定年退職後には,自身の手で京都・奈良を中心とした寺院などに残されている多くの古文書における日単位での天候記録を「古記録による11世紀~16世紀の天候記録」として日付順に表形式で整理した6冊に及ぶきわめて貴重な歴史気候のデータベースを12年間に亘って刊行し,今後の歴史気候学のきわめて重要な資料を提示した。



推薦者/Nominator


松山 洋 (Hiroshi Matsuyama)