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長谷川 洋( Hiroshi Hasegawa)








・受賞理由/Commendation


衛星観測データに基づく磁気圏ダイナミックスの研究


Understanding of magnetospheric dynamics based on advanced techniques for the analysis of spacecraft observations





・主な業績 Major achievements (in Japanese)

長谷川氏は欧州が打ち上げたクラスター衛星4機による編隊観測と三次元電磁流体シミュレーションとの比較により、太陽風磁場が北向きの時に、磁気圏側面境界で大規模ケルビン-ヘルムホルツ不安定によって渦が巻き上がった状態にまで発達していること、および渦中でプラズマが混合して太陽風プラズマが磁気圏プラズマと共存していることを示し、太陽風から磁気圏へのプラズマ・エネルギー流入メカニズムの同定に成功した。プラズマ・磁場の一点観測から衛星軌道周辺の磁場の二次元像を再現するデータ解析手法―Grad-Shafranov Reconstruction(GSR)法を、複数衛星の観測データを利用して時間発展も考えられるモデルに発展させた。改良したGSR法により、複数のポイントを伴う非定常磁気リコネクションによって磁気フラックスロープが形成されることを示し、この磁場構造が磁気圏前面での太陽風エネルギー流入を抑制するという新しいモデルを提唱した。長谷川氏の一連の論文は多く引用され、GSR法も広く使われて国際的にきわめて高い評価を得ている。



・推薦者/Nominator


長井 嗣信 (Tsugunobu Nagai )